「フジファブリック」志村、命日は?
「フジファブリック」のギター&ボーカルだった志村正彦さんですが命日は2009年12月24日です。29歳の若さで亡くなりました。
死因は、公式サイトには「病名(死因)不詳」として発表されました。
不詳なので、その後ネットで諸説囁かれておりますが、真相はわかりません。。
筆者は当時高校3年生で、よく「フジファブリック」の曲を聴いていたので、そんなニュース舞い込んできたときは信じられず、驚きを隠せませんでした。
高校3年生の時、「フジファブリック」を紹介してくれた子がクラスメイトだったのですが、その子はもっぱらファンで志村正彦さんのファンでもあったので、しばらくは落ち込んでいました。
大好きなバンドのボーカルが突然死した…、しかも原因不明となると、ショックも大きいですよね。
きっとメンバー、ご家族、スタッフの方、そちらファンの方も驚きを隠せなかったと思います。
そして、月日は早いものであれから13年が経とうとしているのですね…。
あの頃聴いていた「フジファブリック」の曲は、今でも時折脳内再生され、私の中で生きています。
私だけでなく、志村正彦さんから生まれた楽曲は、今でもきっと多くの方の心の中で生き続けているのではないでしょうか。
志村さんの死は、とても残念ですが志村さんが亡くなっても「フジファブリック」は現在3名で活動されているので志村さんの想いなども受け継いでファンの皆様に届いているのではないでしょうか。
「フジファブリック」ルーツは?由来、結成など
「フジファブリック」は、2000年に山梨県富士吉田市にて志村正彦さん中心に「富士ファブリック」が結成されました。
ご出身地の山梨県「富士」吉田市、だから「富士」ファブリックなのでしょうか?
出身地の地名もあるのかもしれないのですが、元々フジファブリックのメンバーだったドラムスの、おそらく今は活動されていない渡辺隆之さんという志村さんと中学校からの同級生の方のご実家が、繊維業を営まれていてその会社名が「富士ファブリック株式会社」という名称だったそうです。
それでそこから深く考えずにつけたと、2017年2月の「カンヌ映画祭」のオープニング曲になった「カンヌの休日 feat.山田孝之」をリリースしたインタビュー記事で、現在のボーカル&ギターの山内総一郎さんが仰っていました。
2000年~2001年は初期の第一期として「富士ファブリック」を結成し、2001年に解散しいています。
第二期以降は、カタカナの「フジファブリック」とし、活動されているようです。
志村さんが亡くなる前もメンバーの脱退&加入、サポートメンバーを入れての活動を繰り返し、現在の3名体制になったのは第6期の2010年1月からです。
2011年までは、公式HPにて志村正彦さんもメンバーとして表記されていました。
「フジファブリック」を、愛してやまないロックバンド【Cody・Lee(李)】の高橋響さんって?
2009年にギター&ボーカルの志村さんが亡くなり、以降様々な編成を経て現在は3名で活動しているフジファブリックですが、影響を受けたアーティストとして「Cody・Lee(李)」 の高橋響さんがいらっしゃいます。
前回執筆した、「尾崎リノ」さんが所属する男女混合バンド「Cody・Lee(李)」 の高橋響さん(vocal&guitar)が、ご自身のnoteにてフジファブリックに影響を受けておられる旨を発信されていました。(noteとはクリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿できるプラットフォームのことです)
その記事は、2019年11月30日の記事でした。
バンドを辞めようと思われていたことから始まり、音楽制作作業がかなり多忙だったようで体重も1か月に6㎏程減り背中の肉離れも起こしてしまったそうです。。
制作作業はもちろんですが、メンバーのすれ違いがあり精神的にも大変だったようですね…。
きっかけは些細なことだったようですが、高橋さんの心は抜け殻になってしまったそうです。
ですがそんな状態はよくないと思い、ふらっと旅に出たそうです。
実家に帰るのも良いと思ったようですが交通費は高いし、二度と戻ってこれなくなるのではないかという懸念があったため、よく考え、行き先は山梨県富士吉田市に決めたそうです。
なぜその場所かというと、それはこのような記述がありました。
愛してやまないフジファブリック(故)志村正彦の生まれ故郷に行き音楽に対する気持ち、決意を見つめ直そうと思った。
「バンドを辞めようと思った」 高橋響のnote
なるほど、フジファブリックの志村さんの生まれ故郷だったのですね。。
そして愛してやまないと記されています。
そこから、その場所での出来事が書かれてあり、最後にこんな記述がありました。
家に帰りまた考えた。僕はまだまだ音楽がしたいと思えた。取り敢えずメンバーにちゃんと話をしよう。そして良い曲を作ろう。また頑張ろうね。
「バンドを辞めようと思った」 高橋響のnote
その場所での出来事はここでは割愛しますが、少しスピリチュアルな感じもして高橋さんがこの地に訪れられて、良かったと筆者は心の底からそう感じました。
高橋さんが、もしこの時この土地に訪れていなかったら今の「Cody・Lee(李)」はないかもしれない…。
そう思うと色々感慨深いものがありますので、宜しければ高橋響さんの「バンドを辞めようと思った」のnoteをご覧になってみてください。
「フジファブリック」、「若者のすべて」はどんな曲?
「若者のすべて」は、2007年にリリースされた通算10枚目のシングルです。
2008年に発売されたアルバム「TEENAGER」にも収録されています。
作詞作曲は、志村正彦さんが担当されています。
YouTubeは2012年4月5日にMVが公開されており、約3,900万回再生されています(2022年8月現在)
再生数が凄い数ですよね…!なんとコメントも8,500件程寄せられています。
そして、歌詞も見ると、「真夏のピークが去った」、「最後の花火」等のフレーズがあり、9月、10月頃の夏の終わりの季節なのかと想像できます。
夕方5時のチャイムが
今日はなんだか胸に響いて
「運命」なんて便利なもので
ぼんやりさせて引用:「若者のすべて」作詞作曲 志村正彦
これは歌詞の一部ですが、夏の終わりって、なんだか切ないですよね。。
猛暑が続いていたけど、それも落ち着いてきた夏の終わりの夕暮れに聴きたくなるような曲です。
こちらを執筆している現在は8月のはじめなので、きっと夏が終わる頃に聴くと感じ方も変わってくるのだと思います。
筆者は、なんだか夕暮れの公園で聴いてみたいです。
そして、花火をしたいですね!(笑)
見るのもいいですが、手持ち花火も最高ですよね~!
是非是非、聴いてみてください!
「フジファブリック」、「若者のすべて」は何故人気?教科書掲載?
そして、この曲ですが「なぜ人気」「よさがわからない」などのキーワードでも多く検索されているようです。筆者的には季節感があり、淡々と歌う志村さんの歌声がより一層切なさを感じさせる気がして、ちょっとしんみりしたい時に聴きたい良い曲だと思うのですが…。
なぜそのようなワードで検索されているのかと調べてみたのですが、2021年9月のNHKの記事にて『フジファブリック「若者のすべて」が高校の音楽教科書に掲載へ』という記事を発見しました。
志村さんは12年前の平成21年に亡くなりましたが、「若者のすべて」は多くのアーティストがカバーしたり、志村さんの誕生日の7月10日前後の1週間、夕方6時に流す富士吉田市の防災行政無線の曲になるなど、世代を超えて愛されています。
引用:NHK『フジファブリック「若者のすべて」が高校の音楽教科書に掲載へ』
なるほど、こちらNHKの記事によると、志村さんが亡くなった後にも多くのアーティストにカバーされていたり、志村さんのご地元である富士田吉田市で使用される曲になったりと、今でも多くの方に聴かれているのでしょうね。
教育芸術社は「景色の描写もしっかりしていて、時間がたっても色あせずに高校生の心に残る曲と思い掲載を決めた」としています。
引用:NHK『フジファブリック「若者のすべて」が高校の音楽教科書に掲載へ』
なるほどなるほど、確かに季節を感じさせるフレーズが多々出てきており、人の心に色褪せずに残るものの様な気がするのでこれこそ「若者」に聴いて欲しい楽曲だなと思います。
音楽・映画・テックカテゴリーで構成させる総合カルチャーの「リアルサウンド」での記事で、ポップスが教科書に登場する理由について下記のような記事がありました。
「掲載する楽曲を選定するのは、教科書制作を行う編集者と著者の先生方です。今回の『MOUSA1』では高校で教鞭をとっている先生や、現場出身の先生が著者となっています。教科書の発行には企画から実際に生徒が使うまで3年ほどの期間を要するため、今流行している、という理由だけで楽曲を掲載することはありません。選定において重要なのは楽曲のパワーです。その楽曲が生き残っていく可能性がどれだけあるか、話題性に留まらず、音楽・詩そのものが持っている力がどれだけあるか、そういったものを見極めて選んでいます」
引用:Real Sound 『米津玄師「Lemon」、フジファブリック「若者のすべて」なぜ高校教科書に採用? 版元編集者に聞くポップスの選定基準』
とはいえ、「なぜ人気なのかわからない」、といった検索は、高校の音楽教科書に掲載されるくらいなので高校生自身だけでなくその親御さんなど、賛否両論あるのでしょうね。
「フジファブリック」おすすめ曲は?「星降る夜になったら」
「星降る夜になったら」は、2008年にリリースされたアルバム「TEENAGER」の収録曲です。
YouTubeでは、「ファブリック」の公式チャンネルではなく「J-ROCK MUSIC」のチャンネルでライブ映像が2022/04/09に公開され、10,044 回視聴されています。(2022年8月現在)
こちらは志村さんではなく、現在のボーカル&ギターの山内総一郎さんが歌われています。
志村さんの声質と山内さんの声質はかなりかけ離れたものではあるかと思いますが、どちらともしっくりきます。しかもこちらのライブ映像は、東京事変としても活動されているドラマーの刄田綴色さんがドラムを叩いていらっしゃいます。
なんだかこの曲を聴くと、ワクワクするし活力が湧いてきます。
志村さんバージョンもYouTubeにありましたので、聴き比べてみるのもおすすめです!
「フジファブリック」おすすめ曲は?「TEENAGER」、「銀河」
「フジファブリック」のおすすめ曲は、沢山あるのですが中でも筆者おすすめの曲はこちらの2曲になります!
・「銀河」
・「TEENAGER」(※読み方:ティーンネイジャー)
「TEENAGER」(※読み方:ティーンネイジャー)
2008年1月に発売された、「フジファブリック」3枚目のオリジナルアルバムの中の収録曲です。
アルバム名が「TEENAGER」で、筆者おすすめの曲も、「TEENAGER」です!
アルバムの中の収録曲なので、MVはないのですがライブ映像がYouTubeに配信されていました。公式のチャンネルではないですが、こちら2019/10/19に公開され、55,869 回視聴されています。(2022年8月現在)
曲名の通り10代の学生の気持ちを唄っているかのような歌詞で、メロディも頭の中でやみつきになりずっとループしてるんですよねぇ。。(笑)
生前の志村さんとその頃のバンドメンバーが見れますので、是非是非聴いてみてください~!
「銀河」
2005年2月に通算4枚目のシングルとしてリリース。
YouTubeは2012/04/05に公開され、5,825,737 回視聴されています。(2022年8月現在)
歌詞がとても独特で、MVもその世界観を表したもの担っているのではないかと思います。
四季を基調に作られた連作シングルの四季4部作最終章の冬盤、とされています。
「フジファブリック」の志村正彦さんじゃないと作り出せない世界観かな、と思うので、是非是非聴いてみてください!
「フジファブリック」まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は「フジファブリック」について執筆してみました。
志村正彦さんの命日は2009年12月24日で死因は不詳でしたね。
2000年に山梨県富士吉田市にて志村正彦さん中心に「富士ファブリック」が結成されましたね。
影響を受けたアーティストとして「Cody・Lee(李)」 の高橋響さんがいらっしゃり、バンドを辞めようか悩んでいるときに志村さんの故郷を訪れてらっしゃいましたね。
「若者のすべて」は10枚目のシングルで夏の終わりで少し切なさを感じる曲でしたね。
そして「若者のすべて」は、高校の音楽教科書にも掲載されていましたが、「なぜ人気」というようなワードでも検索されていたのでおそらく賛否両論あるんでしょうね。
「星降る夜になったら」は2008年にリリースされたアルバム「TEENAGER」の収録曲で、YouTubeで現在のギター&ボーカル山内さんが歌われている貴重なライブ映像がありましたね!
おすすめ曲は「TEENAGER」と「銀河」でしたね!是非どちらともタイプが違う感じで、特に「銀河」は独特で面白いので、YouTubeにありますので聴いてみてください!
「フジファブリック」ですが、志村さん時代に私は良く聴いていました。
今回執筆することになり現体制の「フジファブリック」の曲も聴いてみましたので、また機会ありましたら過去未来含めて他にもおすすめ曲などをご紹介していきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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